最近はテレビやネットでも新しい矯正治療方法の特集がされ、予防矯正、床矯正、小児矯正、成人矯正、ブライダル矯正など様々な治療方法があるように感じるかもしれません。しかし、実際は全て同じ歯列矯正治療です。では、なぜ治療の呼び方が違うかというと、それぞれ矯正治療を受ける年齢が違うからなんです。年齢によって使用できる治療器具や注意すべき点は異なってきます。

①5歳から12歳くらいの矯正治療

乳歯から永久歯に生え変わる時期でもあり、また骨格の成長が大きい時期ですので、正しい生え変わりやアゴの成長方法に導いてあげる必要があります。この時期に使用する矯正器具はつけはずしの出来る床タイプを使用することが多いため、拡大床矯正、プレート矯正と呼ばれることもあります。一般的には小児矯正(専門用語では1期治療と呼ぶ)といいます。

②12歳から20歳くらいの矯正治療

いわゆる普通の矯正治療です。一番よく知られている矯正治療はこの時期にうけるものをいいます。マルチブラケット装置というワイヤーの装置が使用されますが、希望によっては裏側矯正、マウスピースによる矯正が利用できることもあります。

③20歳以上の矯正治療

大人になってからの矯正治療ということで成人矯正と呼ばれることもあります。しかし、基本的には普通の矯正治療となにも変わりはなく同じように治療が受けられます。ただし、年齢があがるにつれて虫歯や歯周病などが多くなっている方も多いため、アゴの骨の状態や歯に問題がある場合には条件付きの矯正治療になってしまう場合もありますので要注意です。また糖尿病や高血圧などの全身疾患があり投薬治療を受けている場合には医科との連携が必要になることもあります。

④5歳よりも前の矯正

通常は全ての歯がまだ乳歯のため基本的には矯正治療の必要はありません。しかし、すでに顎の成長に明らかな問題がある場合や、指しゃぶりやベロの動かし方に問題がある場合、前もって治療を行うこともあります。矯正治療前の治療という意味で予防矯正と呼ぶこともあります。